ロンドン地下鉄の利用の仕方
ロンドンの街にあるお土産屋さんには、たくさんのロンドンにちなんだT−シャツが陳列していますが、おそらくそこで白地に赤の丸に青の横棒の模様の物を見かけると思います。その青の横棒には、“UNDERGROUND”,“MIND THE GAP”と書かれていることでしょう。まさしく、ロンドンの地下鉄を意味するものです。一度、地下鉄に乗っていただければ、この意味がわかることでしょう。ぜひ、日本へのお土産におひとついかがですか?
(i)地下鉄の見つけ方
先ほどのT−シャツのマーク、“赤い丸に青の横棒”そこに“UNDERGROUND”を道でみかけたら、それが地下鉄の入り口になります。アメリカ英語では、地下道という意味になる“UNDERGROUND”ですが、イギリス英語では、地下鉄を意味します。しかしながら、ある意味で地下道というのはハズレではないでしょう。とにかく、乗り継ぎに歩く距離は駅によっては驚くほど長い事があります。とにかく建造自体が古いものなので階段もグルグルと螺旋なものもチラホラ見かける事でしょう。
(ii)地下鉄の切符の買い方
地下鉄マークを見つけて階段に降りていくと、改札口にでてきます。ここには、券売機が2種類と窓口での購入が可能になります。また、前回のバスのときと同様に、町角の“News Agent(ニュース エージェント)”で“One Day Travel Card(ワン デイ トラベル カード)”を事前に買っておくことができます。(地下鉄の券売機、窓口でも購入可能です。)また、バスのときにも触れましたが、地下鉄にも“ゾーン制”が設けられています。より細かく“1〜6ゾーン”となっています。
(iii)券売機での購入方法。
まず1つ目の券売機、見るからに旧式のタイプのものからご紹介します。例えば、今、ゾーン1内の地下鉄の駅にいたとしましょう。この機械には、“Single(片道)”、“Return(往復)”、“Zone 1(ゾーン1のみの片道)”、“Zone 2(ゾーン2へ行くとき)”、“Zone 3(ゾーン3へ行くとき)”、“Zone 4(ゾーン4へ行くとき)”、“Zone 5(ゾーン5へ行くとき)”、“Zone 6(ゾーン6まで行くとき)”、“One Day Travel Card 1,2,3,4(ワン デイトラベル カード 1〜4)”、“One Day Travel Card 1,2,3,4,5,6(ワン デイ トラベル カード1〜6)”のボタンがあります。
それぞれの項目のボタン部分に値段も書かれていますので、そのボタンを先に押してから、小銭を料金投入口にいれる形になります。(日本の場合は、お金を入れてからボタンを押しますが、イギリスでは先に行き先までのボタンを押してから、お金を投入します。))注意しないといけないのが、"Change Given" と券売機の上部に赤文字で表示されていれば、お釣りは用意されていますが、もし "Exact Money Only"と表示されている場合は、お釣りがない状態です。例えば、"Change Given"と表示がされており、£2.20(2ポンド20ペンス)の値段の切符を購入するとしましょう。その際、小銭がたまたまなく、“コイン(小銭)”を£3(3ポンド)挿入します。すると、券売機の下の口から切符ときちんと80ペンスのお釣が返ってきます。
ここで気を付ける点として、この券売機はお札が使えませんので、コインしか、またはクレジットカードでの購入を希望の方は、次にご説明する新式タイプの券売機をお使いください。このタイプは、コンピュータ画面がついています。自分が求めている表示に、指を画面に押すだけで順に画面で支払い方法を説明してくれます。最初の画面には“One Day Travel ”、“One Day Travel ”、“Weekend Travel”、“One Way Destination(片道)”、“Return Destination (往復)”、“One Day Buss Pass Card”と左から右に上下全6項目書かれています。さらに、お得な情報として英語が苦手な方は、言語を日本語へ変換する事ができます。画面下の部分に日本語と日本字で表示されていますので、そこを指で触れれば全て日本語に切り替わります。
また、複数の枚数の切符を購入したい場合は、画面上で欲しい枚数の数字を押せば簡単に購入できます。支払いは、“Coin(小銭)”、“Note(お札)”、“Credit Card(クレジットカード)”ができます。それぞれ別々の、挿入口がありますので確認してみてください。領収書が欲しいときも画面に出ていますので、そこを指で押してみましょう。クレジットカードの場合は、カードを差込み、画面上でカード会社の確認等のチェックに時間を掛けている事を意味する時計の針の映像が表示されます。そして、完了するとカードが戻ってきて、切符と領収書込みにした場合は、領収書も下の口から出てきます。
時々、“No Change(お釣がない)”、“Not in Service(使えません)”と表示されている事があります。この時は、仕方ないので窓口で購入してみてください。
(iv)窓口での購入方法
基本的には、行きたい駅名、片道か往復かを伝えるのみで良いです。尋ね方は、“Can I have a single(or return) ticket to (駅名), please ?( (駅名)までの片道(往復)切符をください。)”となります。もしも、友達と一緒で2枚、3枚切符が欲しいときは、“Can I have two(or three) single(or return) tickets to (駅名), please ?((駅名)までの片道(往復)切符を2枚(3枚)ください。)”で結構です。すると、駅員は料金を提示してきますので、支払う形になります。英語が不安な方も、窓口のところにレジのようなもので料金が小さな字ですが、表示されていますのでご安心を。また、“Can I have one day travel card, please? Zone 1 (or 1 to 4, 1 to 6).(ゾーン1(1〜4、もしくは1〜6)のワン デイ トラベル カードをください。)”で、一日乗り放題のチケットが購入できます。このフレーズは、“ニュース エージェント”でもいっしょですので、事前に“ワンデイ トラベル カード”を購入したいときは使ってみてください。仮に明日使いたい分を前日購入される場合は、次のフレーズを使ってみましょう。“Can I have one day travel card for tomorrow? Zone 1(or 1 to 4, 1 to 6).(明日のワン デイ トラベル カードください。ゾーンは1(1〜4、もしくは1〜6)です。)” “Weekly Travel Card(1週間乗り放題のトラベルカード)”、“Monthly Travel Card(1ヶ月乗り放題のトラベルカード)”も同様に、どこでも購入可能ですが、自販機のみ不可になっています。たいていの場合、行き先の駅までの料金表はアルファベット順に自販機の横あたりの柱に用意されていますのでいくらかかるのか事前に確認する事が可能です。
(v)ゾーン制
バスの時にはゾーンは1〜4でしたが、地下鉄の場合はゾーン1〜6、さらにロンドンの外れ北西のあたりでは6よりも遠方のA〜Dがあります。バスの時と同様に、中心部をゾーン1として円を描く形で外円へ向かうほどゾーンの数字が大きくなります。ちなみに、ヒースロー空港はゾーン6になります。
(vi)ゾーンを含めた料金表
ここでは、簡単にわかりやすく説明するために、表を作成してみました。
各ゾーン別の料金表
(地下鉄料金表の初めのものになります)
各ゾーン別のワン デイ/ ウィクリー トラベル カード料金表
(地下鉄料金表の2つ目のものになります)
各ゾーンでの学割も含めたウィクリー/ マンスリートラベルカード料金表(地下鉄料金表2になります)
(vii)改札の通し方
改札では、自動改札になっています。機械が並んでいて、チケットを通せば機械との間に設けられた扉が開く仕組みになっています。
日本の物とそんなに大きな差はありませんのでご安心を。
(viii)ホームへの道のり
ほとんどの地下鉄の駅は、改札を通ればエスカレータや階段が正面にあります。
(時々、エレベータのものもありますが)基本的に、エスカレータでは右側に立ちます。左側は、急いでいる人のために開けるのがマナーになっています。
さて、エスカレーターで下へ降りると、ホームへの行き方が書かれた看板が壁に張ってあります。特にここの地下鉄は、色分けで電車が別れていますので、自分のお目当ての色の看板にしたがっていく形になります。そして、迷路のような地下道の先にホームがあります。そして、そこには大きな看板でこの駅より先の路線図が書かれているものが2つ張ってあります。東方面 / East Bound(もしくは北方面)と西方面 / West Bound(もしくは南方面)のものの2つ。ここで最後の確認として、自分の行きたい駅名がどちらの路線図にあるか確認し
た上で、どちらのホームで待てばいいのか確認してください。
(ix)地下鉄の乗車と下車
地下鉄がどれくらいで来るのか表示されている電光掲示板がどの駅にも、大抵あります。時々、路線が一つの駅で2路線に別れている場合もありますので、その掲示板でどこ行きの電車か確認が必要です。お目当ての電車が着いたら、まずは当然ながら降りる方を優先して乗車します。ここで注意としてイギリスの地下鉄は電車とプラットホームの間に大きな隙間があるものが多いので必ず足元に気を付けて乗り込みましょう。降りる際もこの点は一緒です。地下鉄には、次の駅をアナウンスしてくれるものと、そうでないものがあります。電車内に設けられている電光掲示板で確認すると良いでしょう。
車内は、主に横一直線のシートが主流ですが、中には2人掛けのシートが向き合いになっているものもあります。ラッシュ時など混雑しているときは、どちらにせよ大変な事になります。とにかくシートと通路の間隔が狭いため、その間で立てないことがあります。そのため、わりとロンドナー(ロンドン在住の人たち)は
扉近くに固まる傾向にあります。
注意として、電車が移動中には、列車間を移動しないように。日本のものと違い、列車間に何も設けられていなく覆われていないため、大変危険です。隣の車両に移りたいときは、次の駅に停車した際にしましょう。
(x)地下鉄を降りてから
下車した後、どこへ向かえばいいのだろう?と思い、人並みに付いていくと改札に出たという経験をした方もいるでしょう。一番簡単な方法はそれなのですが、しかし、よーくホームの上を見てみると、きちんと”Way Out(出口)”と書かれているボードがあります。まさしく、その方向に向かえばいいのですが、乗り換えをする際は、先ほど述べたように、ロンドンの地下鉄は路線ごとに色分けされていますので、その書かれたボードを目指して進んでみてください。
そして、出口の改札で入って来た時と同じく、自動改札機にチケットを通します。片道チケットをお持ちの方は機械が取り込んで出てきませんが、ワン デイ トラヴェル カード はきちんと取り忘れないように気を付けましょう。
(xi)改札を出たら
ここがいろいろ複雑になります。
出口がいくつかあり、いざ階段を昇って外へ出てみたら、「ここはどこ?」という経験をされた方も多くいると思います。まずは、表示を見てみること。道名や、その方向にある有名な建物が書いてあります。とは言え、初めての方にそこに書かれている道名、建物名が分からない事などたくさんあるので、駅に掲示されている地図で目的地の場所とその道路名は何なのかきちんと確認して階段を選ぶといいでしょう。正直な話、こればかりは慣れるしかないかもしれません。
