国鉄通称National Railway またはBR
国鉄は通称National Railway またはBR(ビーアール:British Railwayの略)といわれる国鉄は、コーチに比べて、若干値段が張るかもしれません。
しかしながら旅にかける日数が限られている場合、コーチに比べて時間的に短縮され、また飛行機に比べて都心まで行かなくてはいけない旅費を浮かす事ができます(通常、空港は都心から離れた場所に建設されているため)。
ちなみに、一言でBRといっても、鉄道会社はたくさんあります。たとえば、あのイギリス発祥のレコード会社が運営するVirgin TrainやSouth Eastern Trainなどなど、その地域によって私鉄感覚に似たものがあります。(詳しくは、“(vi)お得な割引サービス”に記したアドレスにアクセスしてご覧ください。)ロンドン市内での国鉄と同じシステムで切符を購入する事ができますので、詳しくはそちらをご覧ください。
ここでは、旅をする人たちへのアドバイスとお得な情報を中心にお伝えしましょう。
(i)切符の購入はお早めに
仮に、「来月、スコットランドへ行こう」ともうすでに予定が決まっている方は、直ぐに最寄りのBRの駅に行きましょう。そうすれば、通常より安く切符を購入する事ができます。前売券みたいな感覚です。
ただし、朝のラッシュ時7時〜9時半までは、通常の値段よりも信じられないほど高くなりますので、避けることをお勧めします。
大体、出発の2週間前までは、通常よりも比較的安く購入する事ができるます。(シーズンによって、値段は変わってきます。イベントの多い夏場、またはバンクホリデー(祭祝日)は特に値段が上がります。週末と平日、特に金曜日など曜日によって値段が多少変わるようです。)
(ii)値段の確認
切符の購入する前に、一度、駅の窓口にて料金を聞いてみるといいでしょう。
値段が聞きたいときは:
Could you tell me how much the single/return ticket is from (出発地の駅名) to (終着地の駅名)? (クジュ テルミー ハウ マッチザ シングル/リターン ティケトイズフロム (出発地の駅名) トゥ(終着地の駅名)?:片道(single)/往復(return)の切符の値段を教えてもらえませんか?)
(iii)自分のプランを伝える
(ii)の時点で、自分の行きたい場所を窓口に伝えれましたので、次は、行きたい日にちと何時に出発するかを伝えないといけません。
もちろん、ケースによって違いますが、おそらく、向こうから、
When/What time are you going to leave here ?(いつ(When)/何時(what time)にここを出るんだ?)
ここで、行きたい日にちと時間帯を伝えます。
(例)I’m expecting to go there next Monday/this weekend. (アイム エクスペクティング トゥゴゼア ネクスト マンデー / ディス ウィークエンド:来週月曜日/今週末に出かけるつもりです。)
At 10 o’clock in the morning.(アット テン オクロック イン ザ モーニング:午前10時です。)
(iv)乗り継ぎの時間の確認
乗り継ぎの時間は、向こうから時間を教えてくれます。ほとんどのケースで、乗り継ぎ時間がきちんと表示されたコンピュータのスクリーン上の物をプリントアウトして渡してもらえますので、それを参考にすれば、列車の乗り換えのための駅名と、大体の到着時間を把握することができます。
時々、口答で乗り継ぎ場所と時間を教える方がいますので、聞き取れなかったり、分かりづらい場合は、きちんと、Could you write down on a paper, please? (クジュライダウン オンナ ペーパー プリーズ:紙に書いてくれませんか?)と尋ねましょう。
(v)購入
自分の希望通り、または値段的にいいなと思えたならば、購入になります。向こうが、値段を伝えるので、カードまたは、現金での支払いとなります。
(vi)お得な割引サービス
コーチと同じように、このBRにも割引されるカードがあります。“Young Persons Railcard”といわれるもので、16歳から25歳の方、もしくは学生の方が適用され、30%割引されます。£18がかかりますが、旅を多くされる方、長距離旅行をされる方は、おそらくすぐに£18分の割引を受けるでしょう。ただし、平日朝10:00まではラッシュアワーのため使うことができません。(ただし7月と8月のホリデー中は除きます。)申し込みしたい方は、最寄りのBRの駅、またはBRを取り扱う旅行会社の窓口にて申込用紙を受け取り、記入してその場で£18を支払います。
現金、クレジットカード、デビットカード、チェックと支払い方法はいろいろあります。パスポートサイズの写真も必要となりますので、お忘れなく。
また、26歳以上の方で学生の方は、現地の学校のレーター、学校からのスタンプが必要となります。詳しくは、http://www.nationalrail.co.uk と
http://www.youngpersons-railcard.co.uk にて確かめてみてください。このページで、申込用紙も取得できますし、行きたい場所の乗車運賃、発車時刻も確認できます。
(vi) お得な情報
短期での滞在の方には、お得ではないかもしれませんが、長期滞在を計画して見える方には、是非とも”Student/Young persons Discount Coachcard (ディスカウントコーチカード)”の購入をお勧めします。
こちらのカードがあれば、チケット代が30%引きされます。ちなみに、このカードは16歳から25歳までに適用されますが、25歳以上の方でも学生であるならばカードを持つことができます。
1年契約で£10、3年契約で£19の2種類があります。例えば、ロンドンからスコットランドのエジンバラまで今の時期で£42かかりますが、このカードを使えば、£29.40で行くことができます。この時点で、30%にあたる£12.6分がディスカウントされて、1年契約金の£9は既にプラスに転じているのです。ただし、このカードはイギリス内にて有効されます。ヨーロッパに出られる方は、この割引は適用されませんが、13歳から25歳までの人に限って、別のディスカウントサービスがありますので、ご確認ください。
NATIONAL EXPRESS HP、www.nationalexpress.com
登録方法は、このアドレス上で、もしくは最寄りのコーチチケットサービスにて申し込み用紙にサインして、その場で支払い、そのカードを手に入れることができます。
また、(ii)の手順どおりチケットオフィスに行かずとも、このサイトにてチケットの購入も、もちろん可能です。
ロンドン BRの利用の仕方
ロンドンのほとんどは地下鉄が網羅していますが、一部の区間は国鉄でしか行けない部分があります。特に、都心で住まれる方には、無縁かもしれませんがその外で住まれる人には、とても便利な交通機関のひとつです。
(i)駅の見わけ方
国鉄(BR)の駅は、地下鉄の駅と違い、意外と不便な場所に設けられている事が多いです。これは、バスや地下鉄といった交通機関が発達しているためかもしれません。また、ロンドンの外へ向かう遠方のために作られているというのも、理由かもしれません。
ちなみに、駅のマークは薄い赤に白で地図で記載されるような略式の線路の図が描かれたものになります。さて、これを見つけたら、早速駅の中に入ってみましょう。
(ii)チケットの購入方法と改札
地下鉄の駅同様、券売機と駅の窓口で買うことができます。
A地下鉄の(iv)窓口での購入法通りの手順で買う事が可能です。また、バスや地下鉄でご説明した“ワン デイ トラベル カード”も国鉄で使う事ができます。もちろん、このトラベル カードをこの駅で買う事も可能です。支払いは、券売機ではコインかお札が使えますし、窓口ではクレジットカードで支払いする事も可能です。改札は、地下鉄と同じ自動改札機で入れたり、駅員に見せたり、無人駅なら電車の中で確認があったりと駅によっていろいろ異なります。
(iii)ホームへ向かう
壁に掲示されている駅名が書かれたボードを目指して進むのが最もわかりやすい方法かもしれません。もしくは、プラットホームが幾つもある駅では、テレビモニターで、電車の発着時間とホームナンバーを確認しましょう。それでもわからない方は、駅員さんに尋ねてみるといいでしょう。
“Could you please tell me which plat-home I’ll catch on the train?(私が乗る電車のホームを教えてくださいませんか?)”
(iv)ホームに出たらこれに注意して!
電車によっては、全ての電車が各駅停車ではないので、ホームに付けられた電光掲示板を良く見てみるといいでしょう。そこには、「出発時刻」「最終目的駅名」「on time(時間通りの場合)」「Calling at(停車する駅名 が順番に表示されます)」 電車が遅れている際は、on timeでなく遅れによる最終的な出発時刻が表示されます。
(v)確認を済ませて電車に乗り込みましょう
電車が到着すると、自動的に扉が開かない事があります。これは、自分で扉の横にある“Open”と書かれたボタンを押さなければなりません。また、ロンドン南部を走る(主にWaterloo Station(ウォータールー駅))電車は、一列シートと違い座席と座席が向かい合っている形のうえ、その座席との間を抜け、手動で扉を開けて乗降するようになっています。 乗車の際はいきなり自分で扉を開けたら、すでに乗車している方のひざ下をお目にする事になります。その場合は申し分けなさそうにその方のひざを当たらないように進んで、空席につくことになります。古いイギリスの映画なりで登場しそうな電車が今現在も走っているのです。恐るべし、物を大切にする精神ですね。
(vi)目的地で電車を降りる
目的の駅に着き、電車が停車して“チン”という音が聞こえるまで待ちましょう。この音こそ、電車の扉を開けてよい合図になります。ここでは、日本と違い車掌が扉を開けてはくれません。先ほど乗り込むのと同じ手順で、“Open”のスイッチを押して扉を開けましょう。むしろ、列車はワンマンのものが多いかもしれません。ただし、閉めるときは自動で全扉が閉まるようになっています。そしてもう一点注意として、電車とホームとの間に落ちないように気を付けましょう。
(vii)改札はあったりなかったり
国鉄のみ(地下鉄と共用していない)の駅では、ほとんどといって改札口がなく、そのまま外へ出れます。また、駅員がいるところでも時間帯によってはご飯を取っていたり、ティータイムなどで閉まっているときがあります。無人駅が国鉄には多いかもしれませんね。
DLR(Docklands Light Railway)
この“Docklands(ドックランド)”なるもの、何のことかわからない人もいるでしょう。これは、ロンドンのある地名をさします。ロンドン南東部に位置するテムズ川に面した半島のようなものですが、昔は近代的な建物が建ち並びはじめました。特に、ミレミアムドームなどが観光スポットです。そのテムズ川を挟んだ向こう岸には、地球の緯度0°を位置するグリニッジ天文台があります。 ここを観光するなら、このDLRは便利な交通手段かもしれません。
